割れやすい足の爪を守る！毎日できるセルフケアと注意点

「足の爪がよく割れる」「二枚爪になりやすい」──そんな経験はありませんか？
実は、爪のトラブルは 乾燥・栄養不足・圧迫 など、日常の小さな習慣から起こります。

でも大丈夫。
爪は“正しくケアすれば必ず元気を取り戻す”組織です。

この記事では、フットケア施術者 kotoha が、
割れやすい爪を強く育てるための栄養・ケア方法・おすすめオイルをまとめました。

1. 爪が割れやすくなる主な原因

👉 これらを放置すると「割れ・変色・厚み・痛み」などを引き起こします。ちなみに…「爪水虫」ってどんな状態？

爪が割れやすい原因の中には、**爪水虫（爪白癬・つめはくせん）**が隠れていることもあります。
これは、皮膚にできる水虫と同じ「白癬菌（はくせんきん）」というカビの一種が、
爪の中に入り込んで増殖してしまう感染症です。

主な特徴は、

痛みがなくても進行していることが多く、
放置するとほかの爪や足裏にも広がる場合があります。

市販の水虫薬は「皮膚用」で、爪の中までは届きにくいため、
気になる場合は皮膚科での顕微鏡検査と専用の内服・外用治療が必要です。

爪は一枚の板のように見えますが、実は3層構造になっています。

英語表記	日本語名	位置	主な役割
Top plate（トッププレート）	背側層（はいそくそう）	爪の一番外側	ツヤ・滑らかさ・硬さをつくる。乾燥や摩擦から内側を保護する。
Middle plate（ミドルプレート）	中間層（ちゅうかんそう）	爪の中央	爪の厚みと強度を支える。
Bottom plate（ボトムプレート）	腹側層（ふくそくそう）	爪床（皮膚側）に接する内側	爪を爪床に密着させる。やや柔らかく、水分を多く含む。

この3層がしっかり結びついて健康な爪を作りますが、
乾燥や摩擦、栄養不足などで層の結合が弱まると、
先端からペリッとめくれて二枚爪（爪甲層状分離）になります。

爪の材料は たんぱく質。
そこに ビタミン・ミネラル が加わることで、丈夫でツヤのある爪が作られます。

「食事から爪を育てるための栄養バランス表

栄養素	役割	多く含まれる食材	簡単メニュー例
たんぱく質	爪の主成分ケラチンの材料	卵・鶏むね肉・豆腐・納豆・魚	鶏むね肉の野菜スープ、納豆ご飯
ビオチン（ビタミンB7）	爪の再生を助ける	卵黄・ナッツ類・レバー	ゆで卵＋くるみ小鉢
ビタミンE	血行促進・爪への栄養供給	アーモンド・アボカド・オリーブ油	アボカドとツナのサラダ
ビタミンC	コラーゲン生成・爪の強化	パプリカ・ブロッコリー・みかん	温野菜サラダ＋柑橘フルーツ
亜鉛	新しい爪の生成をサポート	牡蠣・牛肉・かぼちゃの種	牛肉と野菜の炒め物
鉄分	爪の血流改善・酸素供給	赤身肉・ほうれん草・レンズ豆	ほうれん草入りオムレツ