フットケアの仕事を続けていると、お客様の「かかとのすり減り方」や「つま先の向き(トゥアウト・トゥイン)」、さらに「姿勢の崩れ(猫背)」が、足元のゆがみや歩き方のクセに深く関わっていることを強く感じます。
これらは単なる見た目の問題ではなく、足や膝、腰、さらには体全体のトラブルにつながるサインでもあります。
1. かかとのすり減り方でわかる歩き方のクセと足トラブル

- 内側すり減り(オーバープロネーション)
足が内側に倒れやすく、扁平足や足底筋膜炎、膝痛のリスクが高まります。
- 外側すり減り(アンダープロネーション)
足の外側に体重がかかりやすく、外反母趾や足首の捻挫につながることも。
- 中央すり減り
足裏のアーチ低下が疑われ、タコ・魚の目ができやすくなります。
2.Toe Out(トゥアウト)とToe In(トゥイン)って何?カンタン解説!
Toe Out(トゥアウト)=つま先外向き
- つま先が外側を向く歩き方。
- 骨盤や股関節のゆがみが原因になることが多い。
- 膝や腰に負担がかかりやすく、外反母趾が悪化することも。
- 右足だけの場合は、片側の骨盤や筋肉のバランスが崩れているかも。
Toe In(トゥイン)=つま先内向き
- つま先が内側を向く歩き方。
- 膝の内側に負担がかかり、変形性膝関節症のリスクアップ。
- 股関節や骨盤のバランスも崩れやすく、疲れやすくなることも。
歩くとき、右足のつま先が外側を向いていることはありませんか?それは「右足のトゥアウト」と呼ばれ、体のゆがみのサインかもしれません。
わたしはこのタイプですね・・・
どうして右足だけつま先が外を向くの?
- 右のお尻や股関節の筋肉が硬くなっている
- 骨盤が右側に少し傾いている
- 右足の筋力のバランスが崩れている
これらが原因で、つま先が外に向きやすくなることがあります。
3. 猫背と歩行の関係

- 猫背になると重心が前に偏り、かかとからの正しい体重移動が阻害されます。
- 姿勢の崩れは足のローリング運動の乱れを引き起こし、歩き方のクセや足のすり減り方にも悪影響を及ぼします。
- 肩や胸が縮むことで腕の振りが小さくなり、歩行リズムが崩れる原因に。.
- 猫背の詳しい定義
猫背とは、背骨の自然なS字カーブ(頸椎の前弯・胸椎の後弯・腰椎の前弯)が崩れ、背中が丸まり、肩や頭が前方に突き出た姿勢のことを指します。
猫背になりやすい動作
猫背は「ただ背中が丸まる姿勢」だけでなく、日常生活の習慣や動作が積み重なることで起こりやすくなります。特に以下のような動作に注意が必要です。

1. 長時間のデスクワーク
- パソコン作業で前かがみになる
- モニターが低すぎて首を前に傾ける
- 背もたれに深く腰をかけず、腰を丸めたまま座る
2. スマホ・タブレットの使用
- うつむき姿勢で画面を見る「スマホ首」
- 肩や胸が前に縮まり、頭が前に出る
3. 家事・育児で前かがみの姿勢
- 掃除や洗濯、料理で腰を曲げる時間が長い
- 赤ちゃんやペットを抱っこする際に背中が丸まる
4. 運動不足や筋力低下
- 背筋や腹筋、肩周りの筋力不足
- 姿勢を支える筋肉が弱いため、自然と丸まった姿勢になる
5. 重い荷物を前で持つ
- バッグや買い物袋を前方で持つことで胸が縮む
- 肩や背中の筋肉が前に引っ張られ、猫背が助長される
4. 正しい歩行・ローリング運動、腕の振り方のポイント
- 足裏全体を使って体重を移動させ、かかと→足の外側→親指の順に地面を転がす「ローリング運動」を意識しましょう。
- 腕は自然に軽く曲げ、肩甲骨から動かすイメージでリズミカルに前後に振ります。
- 腕と足の動きが連動することで、体のバランスが整い、疲れにくく効率的な歩行が可能になります。

5. 日常に取り入れたい簡単ストレッチ&トレーニング
- 肩回しストレッチ(肩甲骨の柔軟性UP)
- 腕振り歩行トレーニング(腕と足の連動強化)
- クロスボディアームスイング(体幹のバランス向上)
- 足首の回旋運動(柔軟性と安定性アップ)
まとめ
足のトラブルは、かかとのすり減り方やつま先の向き、猫背などの姿勢の崩れと密接に関係しています。
正しい歩行フォームとローリング運動、腕の振り方を意識し、日々のストレッチやトレーニングを継続することで、足首のゆがみや歩き方のクセを改善し、全身の健康につなげましょう。
足は体の土台です。大切にケアして、快適な毎日を送りましょう🦶💖

