
外反母趾(がいはんぼし)は、足の親指の付け根の関節が外側に突出し、親指が人差し指のほうへ曲がってしまう変形のことです。特に女性に多く見られ、幅の狭い靴やハイヒールの長時間使用が主な原因のひとつです。放置すると痛みや指の重なり、歩行の困難さを招き、生活の質にも影響します。
外反母趾が女性に多い理由
- 靴の影響
ハイヒールや先の細い靴が指を圧迫しやすく、変形を促進します。 - 筋力の違い
女性は男性に比べ足の筋力が弱く、足のアーチを支える力が不足しやすい傾向があります。 - ホルモンの影響
妊娠や更年期のホルモン変化により、靭帯が緩みやすく足の変形が進みやすい場合があります。
外反母趾の進行で起こること
- 指の重なり
親指の変形が進むと隣の指と重なり合い、靴擦れや痛みが強くなります。 - 歩行の不便さ
痛みや変形によりバランスが崩れ、歩きにくくなることがあります。
毎日の生活でできる悪化予防のポイント
- 足に合った靴選び
幅広で柔らかい素材の靴を選び、指を圧迫しないようにしましょう。 - 正しい歩き方の意識
かかとから着地し、指で地面をしっかり蹴る歩行を心がけます。 - 指の間を開く簡単ストレッチ法
足指広げストレッチ(手で行う方法)床に座って、片足を反対の膝の上に乗せます。反対の手 の指を使って、足の指1本ずつを優しく開いていきます。指の間にゆっくりとスペースを作るイメージで、無理のない範囲で5秒キープ。
これを全指で3回ほど繰り返しましょう。

- 指の間にパッドやテーピングを活用
摩擦や痛みを和らげるために使うのも効果的です。 - 足を休める
長時間の立ち仕事や歩行後はマッサージや休憩を取りましょう。 - 早めの専門家相談
痛みや変形が気になったらフットケア専門店や整形外科で相談を。
高齢者に多い外反母趾のリスク
- 転倒・骨折の危険増加
足の痛みや変形でバランスが悪くなり、転倒しやすくなります。 - 膝・腰への負担増大
歩き方の変化が他の関節にも悪影響を与えることがあります。 - 生活の質低下
痛みや不便さで外出が減り、精神的な影響も出やすいです。 - 皮膚トラブルや感染症リスク
タコやウオノメができやすく、傷の治りが遅くなる場合があります。
高齢でもできる対策
- 足に合う靴とインソールの使用
- 無理なく続けられる足指の運動
- 日々の足のチェックとケア
- 転倒防止の環境整備やサポート
一般的な外反母趾の手術方法
症状が重く生活に支障がある場合は、手術が選択されることもあります。代表的な手術には以下があります。
- 骨切り術
親指の骨を一部切り、正しい位置に戻す方法です。 - 関節固定術
痛みのある関節を固定し、動きを制限して症状を和らげます。 - 軟部組織の調整
靭帯や腱のバランスを整え、痛みの軽減を図る手術です。
手術は専門医による診断で最適な方法が選ばれ、術後のリハビリも重要です。
参考リンク
詳しい情報は、信頼できる医療専門団体のサイトをご覧ください。
➡️ 日本整形外科学会|外反母趾(がいはんぼし)について
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