
「娘の足の親指が赤く腫れて膿んでしまって……」
そう話しながら来店されたのは、25歳の娘さんを心配したお母さま。
娘さんは印刷業で働いており、普段はパソコン作業中心ですが、人手不足で忙しく、なかなか休めないとのことでした。
気づいたときには左の親指が化膿してしまい、痛みで靴を履くのもつらい状態に。

当サロンでは、巻き爪の矯正に加えて
爪と皮膚の間にコットンを入れて圧を和らげる応急ケアや、テーピングによる保護も行いました。
また、炎症が強かったため皮膚科の受診もおすすめしました。
1. 巻き爪が痛いときにまず確認すること
- 炎症や化膿(赤み・腫れ・膿)があるかチェック
- 靴・靴下で圧迫されていないか確認
- 痛みが強い場合は無理せず医療機関へ
🔸「すぐ治す」より「悪化させない」ことが応急ケアの基本です。
2. 応急ケア①:指や爪の清潔を保つ
- 手足をきれいに洗い、清潔な状態に
- お風呂後はしっかり乾燥を防ぐ
- 消毒液(市販のマキロンなど)を軽く使うのも◎
湿った状態を放置すると菌が繁殖しやすく、痛みが長引きます。
3.応急ケア②:圧迫している環境を変える
- 靴下は厚すぎず、柔らかい素材を
- 外出時はつま先の広い靴に履き替える
- 軽い炎症なら冷たいタオルで冷やす(5〜10分ほど)
- 爪の端を軽く持ち上げる「コットンパッキング法」も一時的な対処に◎
→ 清潔な綿を爪と皮膚の間に少しだけ挟む - テーピングで皮膚を横に引き、爪が食い込まないようにする方法も有効
※痛みが強い場合は無理に触らないこと!
4. 絶対にやってはいけないNG行動
- 爪を短く切りすぎる(深爪)
- 自分で無理に爪を引き上げる
- 針やピンセットで膿を出そうとする
- 消毒液を過剰に使いすぎる
これらは炎症を悪化させる原因になります⚠️
5. 巻き爪が悪化する前に相談したいタイミング
- 痛みが1週間以上続く
- 赤みや腫れが広がっている
- 歩くたびにズキズキする
- 糖尿病・血流障害がある場合は早めに医療機関へ

6. まとめ|無理せず早めのケアが安心
- 巻き爪の痛みは「放置しない・触りすぎない・清潔に」が鉄則
- 応急処置で落ち着いたら、原因(靴・爪の切り方・乾燥)を見直そう
- 早めに専門家へ相談することで、痛みを繰り返さないケアができます
痛みや腫れが強い場合は皮膚科へ
炎症や膿が見られるときは、自己処理をせず必ず皮膚科を受診してください。
細菌感染が進むと、抗生剤が必要になることもあります。
早めの受診で、重症化を防ぐことができます




