「巻き爪が痛いけど、どこまで自分でケアしていいの?」
「病院に行くほどじゃないけど、どうすれば悪化しない?」
そんな不安を感じている方へ。
巻き爪は「自分でケアして悪化させてしまう」ケースが多いトラブルです。
今回は、巻き爪を悪化させないために気をつけたいポイントを、フットケア施術者の目線でお伝えします。
はじめましての方はこちらもどうぞ
① 無理に爪を切らない
「食い込んでいるところを切れば楽になる」と思って、
深爪や端だけをカットしてしまう方が多いです。
でもこれは悪化のもと。気持ちはわかりますが本当にこれが多い!私の働いてるサロンでも痛いから爪をご自身でカットして深爪になり悪循環になりがち。
主に巻き爪や陥入爪(かんにゅうそう)と関係して起こり、爪の端や割れた部分が皮膚を刺激・傷つけて、痛みや炎症を引き起こすことがあります。
爪の端を切りすぎると皮膚が盛り上がってさらに食い込みやすくなります。
→ 痛みが強い場合は切らずに専門家へ相談を。
② 靴の見直しをする

幅が狭い靴・先のとがった靴・ヒールの高い靴は、
指先を圧迫して巻き爪を進行させます。
理想は「つま先に5mmほどゆとりがあり、指が動かせる靴」。
お店で試し履きをして、**足の横幅(ワイズ)**が合うものを選びましょう。
③ 爪の乾燥を防ぐ
爪が乾燥すると硬くなり、丸まろうとする力が強くなります。
お風呂上がりに保湿クリームやオイルを少しだけ爪の根元に塗るだけでも効果的です。
④ 爪の形を整える
丸く切りすぎると、角が皮膚に入り込みやすくなります。
理想は【スクエアオフ】

- 爪の先端が一直線(まっすぐ)
- 両端の角は少しだけ削って丸みをつける
- 全体としては「四角に近い」形
イメージとしては「□」の角をちょっと丸めたような形ですね!
💡ポイント
- 爪切りよりもヤスリで整えるほうが安全
- 爪を柔らかくしてから行うと割れにくい
⑤ 足のバランスを整える
巻き爪は、歩き方や体重のかけ方のクセが原因で起こることもあります。
足の指をしっかり使って歩く「足指運動」や、
足裏の筋肉をゆるめる「フットマッサージ」もおすすめです。
足の形や歩き方のクセがある方は、専門サロンでチェックしてもらうと安心です。
まとめ
巻き爪を悪化させないためには、
「無理に切らない」 「靴と乾燥に注意」 「足の使い方を見直す」ことがポイント。
毎日の小さなケアで、痛みのない足へ近づけます。
足に違和感を感じたら、早めに専門家へ相談してくださいね。無理をせず「専門家に相談する勇気」も大切です。

巻き爪の痛みが強くなる前にできる対策は、
