
巻き爪とは、爪の端が内側に巻き込み、皮膚に食い込んでしまう状態のこと。
放っておくと炎症や痛みを引き起こすことがあります。
私が担当しているサロンでも、巻き爪で悩まれるお客様は多くいらっしゃいます。
女性だけでなく、男性や学生の方も珍しくありません。
「爪が痛くて切れない」と来店された72歳の男性。趣味はゴルフで長生きしてゴルフを続けたいので爪の痛みをなんとかしたい!とのご相談でした。

今は無職で普段は自宅で過ごすことが多いそうです。
お話を伺うと、ご本人は巻き爪だとは気づいておらず、
「年のせいかな」「爪が硬くなっただけかも」と思っていたとのこと。
しかし、実際には爪の両端が皮膚に食い込み、軽い炎症が起きていました。
「皮膚科はちょっと怖くて行きたくない」とのことで同居している娘さんが連れてきました。

まずは、爪を適切な長さに整え、不要な甘皮や汚れをやさしく除去。
爪や皮膚への負担を減らすためのケアを行いました。
その後、当サロンで扱う巻き爪補整(矯正)ケアを実施。
数週間かけて爪の形が整い、痛みが和らいできたとのことです。
巻き爪は高齢の方ほど“痛みの原因に気づかない”まま放置してしまうことがあります。
早めに専門のサロンや医療機関へ相談することで、日常生活がぐっと楽になります。
今回はその巻き爪について書いていきます。

① 靴のサイズや形が合っていない
巻き爪の大きな原因のひとつな靴による圧迫があります。
サンダルやスリッパ、クロックス、そしてパンプスなど、中足部(足の甲から指のつけ根にかけて)がゆるい形の靴は、
足が靴の中で動きやすく“遊び”ができてしまいます。
その結果、歩くたびに指先が靴の前方に当たりやすくなり、爪に繰り返し負担がかかってしまうのです。
靴紐タイプでも注意が必要
かといって、靴紐タイプの靴なら安心というわけではありません。
サイズが大きすぎたり、紐をゆるく結んで履いていると、
足が靴の中で前に滑ってしまい、爪先に余計な圧がかかることがあります。
さあ、対策をしましょう!
巻き爪を悪化させないためには、日常での靴選びと履き方を見直すことが大切です。
1. サイズは「足長」だけでなく「足囲(ワイズ)」も確認
靴の長さだけでなく、横幅(ワイズ)も合っているかを確認しましょう。
幅が広すぎると足が前に滑り、爪先に圧がかかります。逆に狭すぎると指が圧迫されて巻き爪が進行することも。
2. 紐靴は“甲で固定”が基本

甲の部分で足をしっかりホールドできると、爪先の負担が減ります。
外出前には一度、紐を締め直してフィット感を確認しましょう。
3. 室内履きも見直す
家の中でもスリッパやクロックスなど“ゆるい履物”を長時間履くのはNG。
足が動きすぎて、爪先が擦れたり、圧迫を繰り返すことがあります。
かかとが固定されるタイプのルームシューズがおすすめです。
巻き爪の原因は、靴だけではありません!
実は「爪の切り方やケアの仕方」が大きく関わっていることがあります。
深爪にしてませんか?
爪にはもともと“巻こうとする性質”があります。
そのため、短く切りすぎると、そこからさらに巻いてしまうことがあります。
特に「角を落とす」切り方をすると、巻き爪の原因になりやすいです。
まとめ
巻き爪は「靴」「爪の切り方」「乾燥・加齢」「自己流ケア」など、
いくつかの要因が重なって起こることが多いです。
日常の小さな見直しが、再発防止にもつながります。

