40代の疲れやすさは足が原因?|見逃しがちな足のトラブルと対策

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足のトラブル

毎日、働きながら、家族を支えながら…

40代後半になると、「足が疲れやすい」「靴がなんだか合わなくなった」など、ちょっとした違和感が増えていませんか?


その小さなサイン、実は“放置すると大きな問題”に発展することがあります。

このブログでは、フットケア施術者として現場で見えてきた「足のトラブルの原因と予防法」を、あなたの毎日に活かせる形でお届けします。


朝からパンプスを履いて外回り。気づけば今日も一日、足がじんわり重い。

少し痛いような気もするけれど、「まあ、このくらいなら大丈夫」と思ってしまう。

私の現場でも、「営業で歩きっぱなしだから仕方ない」「どこに相談すればいいかわからなくて」と言う方が多いです。

よく耳にする足のトラブルの種類

1. タコ・ウオノメ

靴や姿勢のクセで同じ場所に圧がかかり続け、皮膚が厚く硬くなります。

歩くたびに痛みが出たり、姿勢が悪くなる原因にも。

2. 巻き爪・陥入爪

巻き爪が皮膚に食い込む様子のイラスト

爪の端が皮膚に食い込み、赤く腫れたり痛みを伴う症状。

原因は「深爪」「きつい靴」「指先の圧迫」などさまざまです。

放置すると炎症が悪化し、化膿して歩行が困難になることもあります。

3. 爪の変形・肥厚爪(ひこうそう)

加齢や外的刺激、血流の低下などで爪が厚くなり、硬く変形します。

自分で切るのが難しくなり、靴の中で圧迫されて痛みが出るケースも。

4. 外反母趾(がいはんぼし)

先の細い靴やヒールなどで親指が内側に押され関節が変形。

腫れや痛みのほか、足裏にタコができることもあります。

5. 扁平足・開張足

足のアーチが崩れ、足裏にかかる負担が偏ります。

「疲れやすい」「足が重い」と感じる人は要注意。


6. かかとのひび割れ・角質肥厚

乾燥や圧迫が原因で皮膚が硬くなり、見た目だけでなく痛みを伴うことも。

7. むくみ・冷え

血流やリンパの流れが滞ることで、夕方になると足がだるく感じる人も多い症状。

長時間の立ち仕事や冷えが関係します

ちなみに今の私の悩みはこれです💦


👣これらは一見バラバラに見えても、足のアーチの崩れや歩き方のクセが関係していることが多く靴の影響もあります。



具体的な事例として、実際にご相談に来られた方のケースをご紹介します。

【実例】50代女性・営業職

その方は、営業チームをまとめる管理職として活躍されている50代前半の女性です。

日々、外回りや立ち仕事が多く、帰宅するころには足のだるさやむくみを強く感じていたそうです。

ご家庭では、大学受験を控えた娘さんと中学生の娘さんの子育て真っ最中。

ご主人も多忙で、ご自身も責任ある立場にあるため、

仕事に加えて家事や娘さんたちのサポートなど、目まぐるしい毎日を送っていらっしゃいました。

その中で、どうしても自分のケアは後回しに——。

気づけば、中足部(足の真ん中あたり)にタコやウオノメができていたそうです。


足のトラブルには、必ず何らかの要因があります。

この方の場合、仕事柄パンプスを履く時間が長く、

その靴の環境が原因で負担がかかっていました。


パンプスは見た目はきれいでも、足には大きな負担を与えます。

特につま先が細く、ヒールが高い靴は横アーチを崩しやすく、外反母趾を引き起こすことも

外反母趾になると、足のつけ根(中足部)に体重が集中し、

皮膚がその圧から自分を守ろうとしてタコやウオノメをつくるのです。

つまり、ウオノメは“ただできた”のではなく、

足が「守ろう」としたサインでもあるんですね。

まとめ

「足は毎日使うのに、ケアはつい後まわしになりがち」——。

最近では、**健康寿命を延ばすうえでも「足のケア」**が注目されています。

実は、足の変化は体からの小さなサインのひとつ。

にもかかわらず、多くの方が「どこに相談したらいいのかわからない」と感じています。

そんなときは、一人で悩まず、まずは病院や専門サロンに相談してみてください。

早めのケアが、痛みの悪化を防ぎ、快適に歩ける毎日へとつながります。

足を見直すことは、自分の体を大切にする第一歩ですね。